薬を使わず 自分でできる 風邪による発熱の解熱法

安全で、しかも、即効性のある方法を2つ御紹介します。

一つ目は、少しテクニックがいりますが、特に10歳くらいまでの子供には、とてもよくききます。

二つ目は年齢に関係なく、どなたでも有効です。

よく効く風邪薬を創る事ができたらノーベル賞ものだと言われておりますが

とても効果があります。

必ず、午後3時以降に行ってください。

給湯式の浴室があれば、浴室でおこなうと楽にできます。

なければバケツを用意して、とにかく下腿(膝から下の足全体)を

湯に20分つけるだけなんですが湯温と時間は、守ってください。

40度の湯温で5分間、次に足し湯して41度に上げて5分、

そしてまた足し湯をして42度に上げ5分経ったら

また足し湯して5分(たし湯する時、ヤケドしないよう注意してください)

つまり40度から、はじめて5分ごとに1度ずつ、43度まで上げて終了です。

その後、発汗してきたら汗が出し切ったあたりで

ぬるま湯で絞った手ぬぐいで身体をよく拭き、下着を取り替え

早めに、うめぼしなどで塩分補給とレモンなどで

ビタミンCの補給も忘れずにしてください。

発熱していても、解熱してきます。

子供の発熱に関して、絶対覚えていていて欲しい事

子供は基本的に大人に比べ発熱しやすいですが、ほとんどの発熱は、将来に向かって

抵抗力、免疫力を高める為に必要な発熱が多いんです。

ただ、飲食の間違え(お菓子、ジュースの甘味

小麦粉製品の摂りすぎ、冷たすぎる物、とくにアイス類は良くないです)

足首の故障からくる

、扁桃腺や中耳炎からの発熱も多いです。

これらの扁桃腺や中耳炎からの発熱は(とくに中耳炎の悪化したものは3から5日で

解熱しないので、すみやかに信頼のできる医師に受診してください)

足首の炎症が原因している場合も多く

運動会や遠足などで普段より長く走ったり、歩いた後で

発熱してきてノドがいたくなったりお腹痛くなったり

頭痛がしたりしてきたら、

この足首の故障による発症の可能性があります。

これは、まず足首の炎症を先に取る事が必要です。

検査法は簡単です。

内踝のあたりをさわってみて熱くなっていれば、

炎症の可能性大です。

あるいは内踝の下、「照海」穴あたりを強めに

押すと、ひどく痛がるのも炎症の可能性があります。

足首の熱を取るのは、「リュウハップ」という

サトイモと生姜で作った湿布が即効で、効きます。

そして、基本的には再発しない様に

足首の変位を治しておきましょう。

整体で治す方法

自分で足首を治す方法

上手に経過させると自然に解熱します。

その経過が、とても大切なんですが、まずは発熱したら、

すぐ舌の状態(元気な時の状態を見ておくといいでしょう)

を見てください。

どんな原因の発熱でも初期は舌の色はピンク色で

薄く白い舌苔が全体に付着し唾液で少し濡れているはずです。

そして、いがいと元気であれば、まずは心配いりません。

もし、元気がなく舌をみてみて白い舌苔が無くなり

唾液での濡れが無くなり乾燥していて舌全体もかなり赤く

(とくに舌の先が真っ赤であったり)、赤いつぶつぶが出ていたり

舌の裏も真っ赤であったり、手足を触ってみて冷たくなっていたり、脈拍が(5歳から10歳くらいまで)

1分間に115以上あるいは65以下なら

速やかに信頼のできる医師に受診をしたほうが良いでしょう。

子供は、基本的に陽気が強く、熱の塊の様なものなので、

普段は、子供は風の子といわている様に、とても元気なんですが

間違えた治療や経過で脱水や腎機能に不全をおこすと、心臓に熱が籠もって

アッというまに危険な状態になる事がまれにあります。

私自身、5年間は寿命を縮めたと思うくらいの経験をしております。

もう二度とコリゴリという感じです。

新型インフルエンザが札幌でも流行しだした時、

6歳児の治験例ですが、病院で感染を確認後、

他の患者さんへの感染リスクを考慮して、往診にて施療を行ったのですが、

良くなったと思ったら1時間程で、また悪化してくるのです。

ですので徹夜同然で、何度も何度も施療し4日目に解熱に成功しましたが

その時は、もう本当に身も心も疲れはてました。

回復してから、ご両親に感想をお聞きしたら

ひょっとしたら死ぬのではないかと思ったと、おっしゃっておりました。

この様な発熱は伝染性のものなので、特殊な例にはなりますが

新型インフルエンザは東洋医学の視点からみると「温病」といって、

熱性の伝染病なので、内熱の高い普段活発で元気な子供や妊産婦は

熱に、さらに熱が加算される事になるので

寒がりの子や、冷え症の方より重症になりやすいんです。

日頃とても元気な子の方が内熱が高い為、悪化しやすいんです。

危険な方向にいっているか、治っている方向に向かっているかは

いろいろ診断法がありますが

簡単に見分けるには舌の状態、脈、手足の冷えに注意してください。

そして、伝染性(温病など)の場合は発熱だけではなく

症状の変化、悪化が早いんです。

また、普通の風邪でも、間違った治療をした場合、

かえって心臓に熱が籠もり過ぎて急変する事もあります。

手足が暖かく舌の状態もよく、急速な症状の変化や悪化傾向がなければ

伝染性の発熱である可能性は少なく

40度の発熱でも上手に経過させると、解熱してきます。

最後に、これがけっこう重要な経過のさせ方なので絶対覚えてください。

特に、風邪症状の発熱からの解熱後の経過が要注意です。

ここで経過を間違えると、余病を発生させてしまう事があるし

またこの失敗が、結構多いと思います。

それは、解熱に向かっての経過のさせ方が大切なんです。

解熱しだすと、いったん、平熱よりも下がります

(元気な時の、平熱を知っておきましょう)。

この時また、平熱に上がるまで、

とにかく安静にさせておく事がとても重要です。

この時、元気になったと喜んで、すぐにスポーツしたり、

公園などで遊ばせると余病を発症してきやすなります。

女の子なら、寝小便をするようになったり

卵巣に炎症を起こしたりしやすくなります。

男の子は、ヘルニアや、陰嚢や睾丸が腫れたり、しやすくなります。

大人でも、この時期、うっかり寒い思いをすると下痢が続いたり

小便の出が悪くなった、全身の関節が痛んできたりします。

そして入浴は、平熱にもどるまでは、しないように。

生まれつき、体質的に、頭部だけしか、発汗せず、躯幹からの発汗が

しずらい、お子さんは鼻血として、発汗の代行で解熱する場合も

あります。

ですので、この手の鼻出血は、強制的に止めないほうが、いいんです。

発熱すると子供は、すぐ便秘になりやすくなります。

一日、二日便が出ないと解熱しても、また発熱してくる事があります。

この場合は浣腸して、速やかに、便を、排泄してください。 

医師法に触れるので家族の方に指導する様、注意してください。

排便すると、解熱します。

解熱したのに元気がなく、ゴロゴロしているようでしたら、

砂糖水を、飲ませてください。

まもなく元気になってくるはずです。

経過期間は解熱まで、だいたい3日から5日で解熱しますが、

もし1週間も解熱しない様でしたら、経過のさせ方がまずかったか

伝染性の疾患があるかもしれません。

また中耳炎は悪化したものは解熱しない場合もありますので、

すみやかに信頼のできる医師に診断してもらいましょう。

インフルエンザ、おたふく風邪、食中毒、など伝染性の発熱は、全く違う

施術法になりますので、この操作では効果はあまり期待できません。

積極的に早く解熱させるには胸椎5番を発熱時と、平熱以下まで

解熱した時の2度 調整してあげるといいでしょう。

胸椎5番の操作法

ぎっくり腰の原因が判れば 治し方 腰痛治療のコツ、ツボが見えてくる

注目

私自身も20歳の時、実家で昼寝をし終わって、立ち上がろうとした時、まさにギクッと腰部に

激痛が走ったと思った瞬間、痛くて立てなくなってしまったという経験をしました。

トイレに行くのも、やっとの状態でした。

それまで腰が痛くなった事など一度も経験が無かったし、ギックリ腰に対する知識も、まった

くなく、なにか、とんでもない事が自分に起きてしまって、とても不安になった事を今でも

ハッキリ覚えております。

さて、療術家になってからの腰痛や坐骨神経痛は、結構、治させていただいておりますが、

ギックリ腰に対する施療経験は、開業20年以上になりますがそんなに多くないんです。

50人くらいだと思います。

もう少し少ないかもしれません。

しかも、どういう訳か開業したての、技術も初心者マーク付きの時が多かった。

また、全然横になる事も、できないパターンばかりで、

一般的な腰痛治療の方法で施術しても(というか横になれないか

なっても足を動かすのも、やっとなので思うように施術もできませんでした)

ぜんぜん、楽にならないんです。

当然、本人も、つらい、ままですし結局、信頼関係ゼロになってもう二度と来院してくれません。

同じ様な事が、3人続きました。

つらい症状だけに、ごまかしは一切効きません(無責任な治療をしているという事ではありませんよ)

なにを、やっても治らない腰痛は、けっこう治っているのに、ギックリ腰は、まったく楽にしてあげる

事ができませんでした。

とてもショックでした。

それからは研修会やセミナー、独学でも徹底して、ギックリ腰をテーマに、しばらく学びました。

その結果、たどり着いたのが、腰筋の硬縮と腰仙関節部のロックが、ギックリ腰の、真の原因では

ないだろうか、という事なんです。

それから、この2点を充分観察、検査してみて、その異常を取ってあげると

その場で、けっっこう楽になる確率が増えてきました。

ただ治験の数が少なすぎるので、今後、効かない場合も出てくるかもしれません。

ただし、ギックリ腰でも軽度から、重度までありますので施術法は、その方に合わせて選ばなけれ

ばなりませんが、今のところギックリ腰になってすぐ施術できた方は、1回ないし

2回でほぼ楽にできる様になってきました。

又、このぎっくり腰になる原因機序を想定して、坐骨神経痛をみていくと、やはり腰筋と、L5が、

深く関係しており、それに股関節と仙腸関節、L1,L4,頸椎4番の変位を修正すると

とても早く回復させる事も出来る様になってきました。

なかなか、よくならない腰痛、楽になったり、悪くなったりを繰り返す腰痛も同じ様に,以前

より短い施術回数で、回復させる事ができる様になってきました。

ガンコな頭痛(15年間1週間のうち、6日間は頭痛で、目が覚める)

頭痛の施療は得意なほうで

けっこう治っていますが(施療期間が長くかかった方もいます)

1番印象にのこっている症例をご紹介したいと思います。

慢性下痢が1回の施術で治ってしまった方の紹介なんですが

その方のお姉さんで、アメリカ人と結婚していて

デンバーという所に住んでいるんですが15年間

1週間のうち6日間は頭痛で目が覚めるという症状で悩んでおられ

その州の有名なアメリカンフットボールの顧問もされているという

カイロプラクターの先生に5年間、施術をうけていたのですが

あまり症状は改善されていないという事でした。

そこで、自分の慢性下痢症状が1回でよくなった事や

私の事をしらせる為に連絡したところ

すぐ施術を受けたいという事で1週間の予定で

アメリカから、こられました。

診断したところ右の肩と肩甲骨が

誰が見てもわかるくらい極端に下がっていました。

*肩甲骨上角の緊張は膀胱経絡2行線上に縦に頭痛が

発症しやすい。

それを、もとどおりにすべく施術をしたら

頭痛だけではなく、どんどん元気になりお酒もおいしく飲めるようになり

(以前はお酒が飲めたのに、だんだん飲めなくなっていたと言っておりました)

1週間の施療予定が、3回の施術で頭痛がなくなり

あまりにも気分がよくなり、ひさしぶりの日本への帰郷もあって

友人や、家族と過ごしてしまい、

そのままお礼の挨拶だけ最後に来院され、アメリカに帰ってしまいました。

結局施療回数は3回でしたが

なんとその後5年以上、一度も頭痛がおきていないとの事で

とても印象深い症例の一つになっています。

症状とは療法である

冬季は風邪が増えます。鼻水、咳、ノド痛、時には、悪寒、発熱。

他には、だるさ、食欲不振、便秘、下痢、など。

普通、風邪と思ったら、・・一錠じゃないけど、薬局に行って、風邪薬買って飲む方多いんじゃないかな。

咳止めとか、鼻水止めとかのやつ。 

子供は、すぐ発熱するので、病院で解熱のための座薬や、薬を処方してもらい、服用しますよね。

で、いままで無かったのに出てきた身体の変化であるこれらの「症状」についてなんだけどこれって、

どうして出てくるんでしょうね。悪い事なんでしょうか ???

食べ過ぎたりしたら、ゲップ出ることありますよね。サウナに入ると皆さん汗でますよね。

寒い処に長時間いるとブルブル体が震えてきますよね。梅干し見ただけで、唾液がでてきますよね。

これらの「症状」も悪い事なでしょうか?

生物には、自然治癒力というか、自然良能というか、正常な健康体に何等かの原因で異常が発生すると

即 元の正常な状態に戻そうとする働きが、24時間、一生涯作用しています。

ある意味で、防衛力がかなり発達しています。

食べ過ぎで、胃内にガスが発生すれば噴門が開いて、ゲップがでるし、サウナに入れば、体温調整の為 発汗してきます。

寒気で体温を奪われそうになると、筋肉を動かして体温を維持しようとします。

げっぷは異常だから、汗は異常だから、ブルブル震えるのもおかしいから

唾液が出てくるのが異常だから薬で止めるのがいいのでしょうか。

こう考えると、身体に顕れる「症状」は 健康体から免脱した状態から元の状態に戻そうとしている

自然治癒力による「治療」の為の体の変化なのではないでしょうか。

となると、その「症状」を悪と診て、すぐ無くそうとするのは、かえって治す事を邪魔している事になるのではないでしょうか。

それよりもその治そうとしている「症状」に対して、応援してあげる様にもっていった方がいいのではないでしょうか。

熱が出たらもっと熱が出るようにもっていく。悪寒がしたらさらに寒くなる様にもっていく。

下痢したら、下痢を止めるのではなく、水分をさらにとって、腸の掃除をする様にもっていく。

わたしは、ずーと、症状は療法、くずれたバランスを取り戻す為の現象である。

という考えを念頭において、いつも診断、施療を行っています。