足首が開きすぎたままに、しておくとその歪は全身にどんどん伝わっていき、
いろいろな障害が起きてきます。
人間も重力下では立位の時、建築物と同じ様に、基礎部分の土台に歪が生ずると
その歪が、上部まで波及していきます。
建物でいうと壁にヒビが入ってきたり、ドアの開閉がおかしくなったり
床が傾いてきたりいろいろ、でてきます。
人間の土台は足首から下で、その歪が全身に波及していくんです。
その伝わり方にも一定の法則がありますが、今回は省略させていただきます。
一番多いパターンの治し方をご紹介します。
<脛骨と脛骨が開きすぎている場合>
検査法・・・仰向けに寝て左右の足先を背屈してみて、しずらい側が開いています。
調整法・・・・仰向けに寝て足を左右30センチほど開き、患側のみ
まず指を全部開くように力を入れ、開いたまま、今度は全指の付け根あたりを
さらに、向こうに突き出すようにします。
そして、3秒から5秒たったら、瞬間的にポッと力を抜きます。
そのまま、15秒程経ったら終了です。
もう一度、検査してみて操作前より背屈しやすくなっていたら、成功です。
<腓骨が下がりすぎている場合>
検査法・・・古い靴があれば、患側の靴は外側がとくに磨り減っています。
外膝眼穴が、内膝眼穴より健側に比べ、下がり過ぎています。
調整法・・・伏臥位で、患側の足のみ、膝から直角になる様下腿を上げ、
次に、足先を外方に自然に倒せる処まで倒し、
次に、膝を10センチ程床から上げ5秒程、耐えて
瞬間的にトンと膝を床に落とします。
足を元に戻して、そのまま15秒程たったら終了です。
外膝眼が、調整前より、上がっていれば成功です。
どちらの操作法も、瞬間的に脱力するのが、成功させるコツです。
上手くいかなければ3回まで、再チャレンジしてみてください。