「気持ちいい」と「治る」は違います

年末はおじいちゃん、おばあちゃんのいらっしゃる、お子様たちにっとては

おこずかいの、稼ぎ時がやってきます。

年賀状書きで凝った肩の、肩たたきの需要が増えるのです。

おばあちゃんやおじいちゃんにとっても、お孫さんの肩たたきは

これまた、至福の時だと思います。

また北国では、除雪やスキー、スノーボード等で

腰痛や膝痛、背部痛、肩こり、上肢痛、などが増えてきます。

これらは鍼灸院や整骨院、アンマ、マッサージ、指圧、整体、時には温泉等で

普通は治っていくものであります。 

しかし、いつまで経っても症状が改善されなかったり、

このような長時間の姿勢や、急な作業、スポーツ等をした訳でもないのに

肩が凝るとか腰が痛い、膝が痛い、背中が痛い、腕が痛い等の症状の中には

原因が全然違うところにある場合があるんです。

なかなか良くならないので、どうもおかいしいという事になって

整形外科などで検査を受ける事になります

そして、とりあえず診断名、病名を告げられてひと安心するのですが

治療はだいたい薬と湿布。

胃の調子が以前より悪くなった様な気がするくらいで

つらい痛みは改善しない場合も多いようです。

そこで知人や友人に相談したりして、もっと腕のいい病院や代替医療機関を探し始めます。

当院にご紹介や、ホームページを見て来院される方もこのあたりを経過されている方が大半になっています。

そこで問診にて、どんな治療をしましたか? と尋ねると

たいていの方は、痛い処をいろいろ気持ちの良い治療をしていただいていると、

また施療後は、とても楽になるという方も比較的多いんです。

しかし治らないんです。

2回や3回の治療でなにも変わらないというなら、まだしも

例えば毎週2回3か月(合計約25回)通院しても、

全然良くならないというのは

ちょっと、いや、かなり診断、施術の的がはずれていると思うのですが

中には、何年も通院しているという方もいらっしゃいます。

でも、施療後は痛みが一旦楽になるので

そのうち良くなると期待しながら治療を継続されていたという方が多いようです

そこで、ちょっと提言しておきたいと思います。

「気持ちいい楽になった」と「治った」とは全然違います。

治るとは、施術を受ける度に症状が改善され

日に日に軽くなってきて、最後はつらい症状がなくなる。

という事だと、私は解釈しているんですが、どうでしょうか?

症状の場所や程度、発症してからの期間、食事、仕事の内容によっては、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら

それでも、だんだんと、軽くなり、

最後は、やはり痛みの繰り返しがなくなるんです。