「チチンプイプイ」で痛みが消える?

 

今日(5月11日)は朝からあいにくの雨です。
今年のゴールデンウイークもあまり晴天には恵まれませんでした。天気なんかには負けず、気分は毎日青空でいきましょう。
ところで、みなさんの中に子供の頃、転んで膝など擦りむいた時などに、親に「オマジナイ」の様な、なんだかいままで聞いたことのない様な「ことば」で痛みを瞬時に治してもらった経験はありませんか?

私の場合はこうでした。
まず痛い場所(転んですりむいた血のにじんだ膝)に父親がツバをつけた人差し指をタッチしたまま、呪文の様な「ことば」を唱えます。
チチンプイプイノプイノプイ…」それから「痛いの痛いの飛んでけー・・・」と言いながらタッチしていた指を離し、その指に付着したかのような(痛みの成分)を振り投げるような動作をします。
そうするとこの儀式が終わった瞬間、不思議に痛みが全くなくなっているのです
この光景はなぜか昨日の事の様にハッキリ覚えており、何か不思議な感じがした事も記憶に残っています。(今思えば私の療術家人生のキッカケになった最初の出来事だったかもしれません)

これも「呪文」のようで、ないような「唱え方」なんですが、やはり私には効果バツグンだったという話です。

8歳くらいの時だったと記憶しておりますが、当時 「大」のほうが毎日出るのですが、もようしてくるのも毎日夜だったんです。当時(昭和35年頃)は縁側の一番奥にトイレがあって、電球はついていたんですが、電気代節約のため10ワットくらいのとても薄暗い明りで、とてもいやでした。

そこで、ある日、祖母に店番ならぬトイレ番を用をたしている間、頼んだところ、

夜はもようさないようにして朝に出るようにする方法があるので試してごらんとい言うので、

さっそくその夜から試してみたところ、なんと翌朝から快便になったのです。しかも夜はまったく、もよおさなくなりました。

その方法とは「ヨルコン、アサコイ」・「ヨルコン、アサコイ」と何度も繰り返し唱えるという、とてもシンプルなものでした。

「夜はこない、朝にこい」みたいな感じだと思うんですけど、私には効果テキメンでした。なにしろ次の朝から変化がでて、この「呪文」は一週間くらい続けたと記憶していますが50年以上たった今現在も効いているわけですから、(効いていると信じている)スゴイと思いませんか?

みなさんは、いかかがですか?

私はこのような体験の中に、ただ偶然に痛みが瞬時に消えたり排便の時間帯に変化があらわれたというだけではなく、すべての病や怪我などを治す、或いは治していくヒントというか秘密が隠されいると思うんです(この事は療術家人生を歩ませていただいている私にとって永遠のテーマとなっていつも意識の片隅に置いて施療にあたっています)。きっと皆さんの中にも私の体験に近い経験をされた方が結構いらっしゃるのではないでしょうか

また大人になってからは、こんな経験もいたしました。

療術家になる前は電位医療器を使って治療していた時期があったのですが、
その患者さんの中で不眠症の方と狭心症の持病を持っていた方の話です。

二人とも、とても効果があって喜ばれ、とても感謝され熱心に通われておりました。

不眠症の方は60代の女性で寝つきも良くなり、夜間に目覚めてしまう回数も減ってきていました。

また狭心症の方は70代の男性で両手が赤紫の様になって、シビレていたのが、血色も良くなり、シビレもかなり改善してきておりました。

そんな中、より一層効果を出して、患者さんにもっと喜んでもらおうと思いなけなしのお金をはたいて3倍出力の強い、つまり従来のものより一層効果が期待できる機器に変更しました。

すると本当に効果てきめんで、不眠症の女性の方は、初回の治療で朝まで一度も目を覚ます事なく眠る事はできて何十年ぶりですがすがし朝をむかえたととても喜ばれました。

また狭心症の男性は初回から3日間ほど腕がジンジンすると訴えるので見ると、風呂上がりのように腕が赤くなっていましたが、4日目あたりから正常のピンク色になり、前より、ほとんどシビレが無くなったといって喜んでくださいました。他のお客さんもそれなりに一層効果が出てきておりましたので、機種交換して正解だと私も喜んでおりました。

ところが1週間程して助手として手伝っていた息子が、その医療器にかかりながら、「なんか電気が通っていない感じがする」というので検電してみると、まったく作動していなかったのです。

ビックリして中を調べてみると心臓部の電線をつなぐプラグが完全に外れたままになっていました。納入時に差し込むのを忘れていたのです。私もスイッチONにすると、パイロットランプが点灯していたので、てっきり正常に作動しているものと信じておりました。ところが実際は患者さんの体には一切通電されていなかったのです

なのに前の機種で通電していた時よりお二人とも、さらにもっと体調が良くなっていったのです。

この体験も今となっては私の療術家人生にとって、とても貴重な出来事となりました。

「よくなる」と信じきる純粋な思いは「施術をする側」であろうと「受ける側」であろうと 必ず治す力を生み出します。ひょっとしたら最大のパワーとなるかもしれません。

病院の医療現場などでも、プラシーボ効果といって、新薬がでると、とても良く効果がでるが、その薬が何年も使われているうちに効果がだんだんでなくなってくるといいます。

20年以上に渡る臨床経験の中で難症や難病なのに奇跡のように良くなっていく方もいらっしゃれば簡単に治るはずの病症や症状がなかなか回復しないという方もいらっしゃいます。もちろん、私の技量不足もあるとは思いますが。どうしてこのような治療実績において不思議なバラツキが起こるのだろうか?

現時点でハッキリとした結論として断言する事はできまでんが長年の臨床経験から確信をもっていえる事が2点あります。

一点目は「施術を受ける側」(患者さん)が施術者を信頼しているという事(信頼度は大きい方がいい

二点目は施術をする側にまず「目の前にしている患者さんの病態の原因を自信を持って把握し、それにもとずいて、どこをどの様に施術すれば最大の効果を引き出すことができるかを自信を持って判断でき、その判断にもとずいて実行した「施術」そのものの「技術」も最高レベルに近いものであればある程、限りなく、かなりの確率で治癒に導く可能性を高めることできるといえます。

死人を蘇生させたり、数々の奇跡を起こし「愛」の大切さを説いた、あのイエス、キリストでさえ

病人に対して治療をする前には必ず「汝、我を信じるか?」と聞いて、「信じます」と答えた者にのみ施療したそうです。キリストのように愛に満ちた偉大な方でも相手の「信頼する」、「信じる」という思いの重大性を知っていたのだと思います。キリストとは比べるのも失礼な足元にも及ばないまったくの凡人ではありますが、縁あって来院される患者さんお一人、お一人には何とか一日でも早く信頼いただけるよう、即効には常にこだわって日々、研鑚を怠らず施療に臨んでおります。